昼頃までドン曇りで寒いし 今日は酷い1日になるんじゃなかろうか~と心配していたSWC3日目(水)。13時から一転、天気も回復し谷を通過する機体も増えて午後は絶好調!
既に太陽が西に傾き始めているので、谷の反対側斜面にも陰に成る部分が増えていて、飛ぶコースと撮影者が居る位置関係によっては、飛行機には陽射しが当たるが、こうして日陰の黒っぽい斜面が背景に成る部分も有る。
日向と日陰のマンダラな背景
東の方へ抜けて行く所では、機体の後ろからの陽射しにはなるが、まだ何とか救われる光に成って行く。そしてここいらの背景は地層の変化が著しく私は好みの場所。
ほんの0.何秒でこんなに激的に背景が変化する。
斜め前は16時近いこの時間帯はちょっと厳しい光線状態
この機は他の機体よりも谷を通過中にも 左右にバンクする頻度が高く、変化がより大きく成った。
この位置で、他の機体はたいてい翼の上面を見せているが、コイツは捻り方が異なった。
そして 素早く右に振っている
最後はほとんどの機体と同様に大きな右バンクを取りながら東へと抜けて行った。
16時前後と遅かったけれどA-10Cが8機も谷を通過してくれた。
そのうち6機は N/Mで2機だけ DMのレター入り。
うち2機をピックアップ
15:39に通過した DM 80-0207 357FS /355FW を4枚
速度が比較的遅いA-10だが、わずか5秒間で こんなに印象が異なる4枚になる。
16:55に通過したN/M 80-0275 を5枚 今度は1枚目から5枚目まで 4秒間
迫力は F/A-18やF-16の方があるけれど、低速で飛べるA-10は狭い谷の中でさえも 機敏に動いてくれるので 撮る側には嬉しい。
カッ飛んで来る印象が強いF-16は、入り方をすこし間違えるのか、ビビルのか? 案外降り切らない機体が多く、折角来ても空バックにしか成らないと 撮影者にはフラストレーションが残ってしまうが、
この日来たA-10 x 8機は、完璧に皆 深く谷に潜ってくれて満足度が高かった。
同じA-10 x 8機 でも SWCでこんな楽しい背景の変化を撮った後、
翌週ネリスの R/W03で WA x 4、ID x 4 と同数着陸が撮れても心はそう踊らない。
正直な所 N/Mが6機居たとしても やっぱりキャニオンをすり抜けて飛ぶ姿の醍醐味には勝てない。
こんなわずか4~5秒の魔力を求めて 世界中から Death Vallay を目指し 人が集まって来るんですなぁ~