12月になり、今年のイベントもほとんど終了、那覇航空祭へは行く予定がないので、そろそろ今年を振り返る時期になった。
今年は秋に百里で戦技競技会が実施され、301、302にも 戦競参加機へスペシャルペイントが施されたりして、近年にしては百里へ足を運んだ回数が多くなった。
昨年は雨で行かなかった 岐阜航空祭へも 予行 / 本番と2度出かけた。
10月6日までは、全く行く気なんてなかったチョンジュで行われた ソウルエアショーへ Sunrise Breakさんからのお誘いで 急遽出かける事になり、結果 韓国空軍のF-4E のタキシング、離陸 & つまらないデモが撮れた。地上展示だけなら OSAN AB Air Power Day、過去のソウル・エアショー で数回撮影できたが、やはり置物然とした地上展示機と PILOTが乗って アクティブな姿では撮る者にとっては雲泥の差。
という訳で 今年の後半は、ファントムを随分撮ったなぁ~という印象が強い。
小学生の頃 一番好きだったのは、ファントムで 当時 サンダーバーズとブルーエンジェルズが両方ともファントムを使っていたり、航空自衛隊にF-4EJが導入されたりしていた。
1/100のプラモを作ってサンダーバーズの塗装を筆で塗った記憶もある(笑)
航空自衛隊とほぼ同時期にファントムを導入したドイツは、175機のF-4F を配備していたが、今年の夏で 我が国よりも先にファントムの運用を終了してしまった。
アメリカ以外で、ファントムを本格的に導入した3大カスタマーはドイツ、イギリス、日本だろう。
イギリスのFGR.2もとっくに退役した。残るはJASDFと韓国、トルコくらいか?
改めてファントムの魅力を写真から振り返ってみようと膨大なポジの中からファイルされているものをざっとかき集めて少しScanしている。
上のカットは、初めてヨーロッパへ出かけた時 英国のブライズ・ノートンのエアショーでデモを見せた西ドイツ空軍のF-4F。その後、同じツアーで海を渡って西ドイツにも行って、F-4Fを更に撮影出来たが、たぶん私が最初に撮れた F型だったと思う。 "Norm81" という名称の迷彩なんだそうだ。90年代には、"Norm90" というもう少し青っぽいグレー系の迷彩に進化している。
302飛行隊が百里に移動してからというもの、オランダ人を中心に欧州から春・秋には多くのスポッター達が来日して来るようになった。彼等の殆どは、百里で302 /501のファントムを撮る事が一番の目的のようだ。10日~2週間くらい滞在する人は、新田原まで行って301とAGRも狙う。
ファントムは欧州にも多数配備されていた機種なので、ヨーロッパ人にも馴染みがあり、撮影したい人が大勢居るようだ。一昔前だったらF-104を追いかける人が結構居たみたいだけど、時代は過ぎ去った。