ほんの少ししか実機の撮影は出来なかったけれどソ連の長距離爆撃機がアメリカ本土へ侵攻して来る脅威に対して、本土防空を主な任務にしていた要撃戦闘機。コンベア F-106 デルタ ダート。
特徴ある正面形、ダッシュ力が要求される要撃機だけに空気抵抗が少ないデザイン。ミサイルも外部パイロンに吊す方式ではなく、F-22やF-117の様に 回転式の内蔵だったので、先進的な設計思想が感じられる。 F-106A 49 FIS 1985年2月 Tyndall AFB 撮影
現在のように味気ないグレイの迷彩に身を包んでおらず艶アリのエアクラフトグレイで胴体にデカデカと U.S. AIR FORCE と書いてある。 F-106A #16 57-2504
練習機を兼ねた複座型 F-106B #19 57-2522
同じ時にTyndall AFBに展開していた MA ANG 101 FIS を2枚
要撃戦闘機としては1988年に退役し F-15A/C、 F-16 ADF に任務を譲った。 QF-106に改造された機体が、ここTyndall AFBでフルスケール・ドローン機として1998年1月まで使用されたので、1997年4月後半 Nellis AFB で行われた USAF 50周年記念エアショー
” Golden Air Tattoo "にはフライアブルな QF-106が飛来参加して、そのとき唯一 F-106の着陸を撮影できた。だけど横風が強くてネリスには2~3度チャレンジして諦めて、インディアンスプリングスへダイバーとして、翌日再度飛来。翌日はすでにエプロンに入れてもらっており、着陸そして翌日にはタキシングが撮れたのがデルタダート最後の良き想い出となった。