1990年8月10日 海兵隊唯一の戦術写真偵察飛行隊 VMFP-3 の閉隊式典が行われ、海兵隊でのRF-4Bの運用に幕が降ろされた。
1990年8月6日 MCAS EL TORO RF-4B RF #00
8月10日 式典当日
1990年8月6日 MCAS EL TORO RF-4B RF #31 解散時の通常塗装機
1990年8月10日 MCAS EL TORO RF-4B RF #36
1990年8月6日 MCAS EL TORO RF-4B RF #36
マリンコ・ファントム ラストの今回は、RF の解散式典直前と式典に展示された機体
部隊の役目を終えて解散式典を4日後に控えたエルトロのランプで捉えた、解散記念スペシャルマーキング機。
海軍・海兵隊間で戦力の補完協力から空母へ派遣されるケースもあったVMFP-3、そのあたりが理由になっているのかどうかは、判らないが、米海軍伝統のマルチ・スコードロン・カラーを尾翼全体に配したド派手な塗装。
CVW-5 の第2飛行隊として’73秋に来日した当時の VF-151 NF #200 F-4N時代 のCAG機に酷似したRF #00が出現! との噂を聞きつけ、真夏のピーク運賃時期にも関わらず 太平洋を越えて撮影に出かけてしまった。当時はネットなど無いスローな時代だったので、紙焼きプリントか、月刊航空雑誌くらいしかリアルな画像情報を見る手段が無かったので、 NFの200番みたいな塗装 + 全面黒・・・
SQでNRTーLAX往復のみで20万超と割高なチケットを購入するのには随分悩んだが、4月にその姿を公式に認めて一般公開へも姿を見せ始めた F-117Aの実機も早く見てみたかったので、エルトロの式典の後、オマハへ飛んでOFFUTT AFBのエアショーで目論み通り 地上展示されたステルスファイターもじっくり撮影出来た。アメリカ国内の周遊チケットだけでも6万超と、ピーク時のチケットは財布に優しくなかったが、行かずに後悔するよりも行っておいて正解だった。
カウンターシェード迷彩で運用されていた機体をモノトーンながらガルグレー時代まで引き戻したようだ。
そして、もう1機 ラスト・サプライズ だったのが このRF #36
解散式展当日は、このグロスブラックの#36とマルチカラー尾翼の#00の2機がピトー管を突き合わせるように向かい合わせで会場中央に展示された。このカットだと右手に#00が居た。
今回は、基本ポジ画像主体で考えているので、VMFA-122、VMFA-115、VMFA-451等は白黒画像しか見当たらないので割愛。VMFP-3 の解散でマリンコ・ファントムシリーズは終了。
数は少ないですが、 US NAVY へと明日から突入デス。