単座だったKa-50 "Hokum" の発展型で 並列複座型になったKa-52は、主攻撃ヘリMi-28 "Havoc"を補佐するロシアの戦闘ヘリコプターとして採用された。これら2機種が旧式に成ったMi-24/Mi-35 "Hind"の替わりに ロシア陸軍戦闘ヘリコプターとして量産・配備されている。
カモフ独特の二重反転ローター 各3枚が逆回転している様子が良く判るだろう。
胴体長が13.47mと小ぶりなKa-52は、音も静かだし 非常に軽快な飛行を見せた。
機首下面には回転式センサーの収容部が見える。
俊敏な動きを見せるので 超望遠を構えてずっと追い続けていると 腕がしだいに痺れて来てしまうほど、ファインダーから目が離せないデモだった。
機体の上に高く張り出したマストに二重反転ローターが備っているので、ローターを全て画面に納めると 絵作りがアンバランスに成りがち。
時には横3:縦2 あるいは 縦3:横2 の比率は無視
クビンカでのデモは なかなか光が良好な時間に飛んでくれず 光線が奇麗に回るカットがほとんど撮れずに苦労させられた。
上下2枚は 会場の外から 遠目に 超望遠で狙った。![イメージ 9]()
会場内からだと やや見上げたアングルになり、ほとんど逆光の悪条件
8月26日(日)ARMY 2018最終日、メイン会場であるパトリオット・パークでのデモに向けて出発準備中。この日だけ クビンカから出発するヘリが滑走路上に並んで ほぼ一斉に離陸して行った。最後尾に並んだKa-52が 目の前まで来てターンしてくれた。
案外長いスタブウイング
デモの後半でギヤダウンした姿の正面形
26日(日)夕方、ショーが終わったら 17時台にクビンカを離れて行く時 やっと順光で離陸を抑える事が出来た!
8月の ARMY 2018 クビンカでは、Mi-28N x 4機編成のアクロバットチーム "The Berkuts" とKa-52のソロデモが披露された。The Berkutsはいずれ別の機会に紹介する。
約5分間のデモの最中にフレアー発射も見せる
昨年7月 ジュウコフスキー MAKS'17では、ヘリ異機種大編隊通過の中に混ざっていたKa-52の通過する姿しか動いているカットは撮れず。。。今年のクビンカでは 前半は全く好条件で撮れ無い日々続き焦ったが、ショー後半には迫力満点のデモが存分に撮れて Ka-52に関しては大満足!