航空自衛隊ブルーインパルス T-4 Blue( 1996年~)は三代目の使用機種で、現在使用中のT-4に成る前は1982年~1995年まで超音速ジェット練習機T-2を使用して14年間の歴史を刻んだ。
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1987年11月8日 浜松基地 T-2 Blue Impulse (2枚)
ギヤダウンのダーティーコンフィギュレーションの#5とギヤアップ状態のクリーンコンフィギュレーションの#6が2機編隊を組んで、低速度にてフラットパスを見せる演目。#6のクリーン状態できっと限界に近い低速度飛行だったのだろう。T-2ブルー時代ソロ2機の見せ場の一つだった。
お手本として来た格上のサンダーバーズと 同じ日に三沢で初めて競演となったあの日、ブルーの面々はどんな思いで展示飛行に望んだのだろうか。
T-2時代のラインアブレストループ4機が横一列に並んでループを見せる
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前列にしゃがんでいるのは、T-4 Blue メンバーに選ばれていた面々で、右後方がT-2 Blue、グレーのフライトスーツ姿はサンダーバーズの面々
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翌年からバトンタッチする T-4 と先代のF-86も並べて3世代のBlue使用機が集った貴重な日だった。
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1995年12月3日 浜松航空祭
全長が17.85mと歴代Blueの中では一番大柄な機体だったので6機のDELTA隊形はシャープなT-2のシルエットと相まって見映えがした。
1994年夏、米空軍サンダーバーズが久しぶりにアジア太平洋ツアーで日本にもやって来た。三沢基地の航空祭をわざわざバーズの日程に合わせて平日開催となったが、8月10日(水)だったので、少し早目のお盆休み?で三沢基地は大フィーバーとなった。
夕方にはTB#1 BI #1を並べて その前でそれぞれのクルーが集まり記念撮影も行われた
翌月 小松で早朝に撮ったグラウンドショットを3枚
航空祭の当日、早朝にエンジンランナップの為に始動する T-2 Blueを近くから撮影するチャンスが得られた。#1の機付長が当時はまだ、珍しかった女性だったので #1の正面形を望遠で狙った
T-2 Blue ラストイヤー’95年の百里で
左端にT-4 Blue の機影も見えるが、まだポジション No.は書き入れる前の姿。
T-2 Blue を最後に撮った12月の浜松基地航空祭。
先日の国立競技場の展示でも披露されたスワン隊形はT-2からT-4へと受け継がれている演目だ。